クリストフ・ボワダン(Christophe
BOIDIN)
彼はぼくの留学初年度からの友人の一人で、そのころからいつも僕より一年
先輩。一年早くセルジーのコンセルバトワールでフルモーと勉強をはじめ、とても美しく柔らかい音色を持っているサクソフォニスト。その音色の美しさから(?)プチ・フルモーと僕らの間では呼ばれている。性格がとても優しく、それが音楽にもヒジョーによく現れています。とてもせっかちなので指もものすごく回りますが、たまにそれがモトで少々事故を起こすこともありますが、いつもとてもブラボーな演奏で楽しませてくれます。
Yamahaの主催するヤングアーティストコンペティション作曲部門の初演奏者として来日もしています。とても日本びいきなフランス人。
現在Paris11区音楽院のサクソフォーン科教授、Paris市警吹奏楽団員、
Vivace(ヴィヴァーチェ)サクソフォーンカルテット・アルト奏者得意な曲(注:勝手に判断しているので、本人の意見とは異なります。)
・リュエフ/ソナタ (特に3楽章がお得意です。)
・デザンクロ/PCF(分かりますね?フランスのサクソフォニストの間では
ペーセーエフと略して呼んでいます。この名前はほんとに長いから…。)
など…主にロマンチックな音楽が好きらしいです。Lisztのピアノコンチェルトがお気に入りの曲だそうです。ぼく個人としては彼のテクニックにほれぼれするので、上の二曲を選びました。
不得意な曲
・ベリオ/ゼクエンツァZb
現代曲は全般的に嫌いらしい。それでも\bぐらいは軽々吹いちゃいます。
これは彼がさらっているのを聞いたことがないのと、吹いたとしても彼のキャラクターをうまく生かし切れないだろうという予測のモトに入れました。
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アレクサンドル・ドワジー(Alexandre
DOISY)
知っている人は知っているかもしれないこの"どわずぃー君"ですが、彼は今後ひょっとしたらフランスのサクソフォーンをしょって立っていく若手の一人。(天才)
16歳でパリ国立高等音楽院に入学し、入学中の1998年の第二回A.Sax国際コンクールで最年少優勝しました。最近もいろいろなコンクールで優勝しまくっています。
最近は音楽院を卒業してその上の第三課程(3em
cycle)にいます。指揮なども履修しているようで、そのうちサックスをやめて指揮者になってしまうのでは? 彼を含めた同業の友人間では「指揮者を目指せ!!」とそそのかしています。
音楽の世界では完璧と思われた彼ですが悩みもあります。とてもシャイな性格が災いして女の子にもてないのです。顔もなかなかカッチョイーし、背も高いのに…。性格も極度の負けず嫌いを除けば、優しいし愉快なやつなのです。
楽器を持っているときはあんなに自信に溢れているのに女の子を前にするとフランス人と思えないほどシャイで無口になってしまうのです。2000年3月の段階ではフリーということで動作確認しているので、天才好きな女の人はアタックするなら今がチャンスだと思います。
得意な曲(Ohako)
・中山美穂/愛してるっていわない(←でたらめ)
好みはあるみたいです。個人的にはDinantで聴いたゴトコフスキーの悲愴的
変奏曲などがよかったかな?この人はともかく何でもありなのでどれが得意なのか分かりません。
不得意な曲
・マルティーニ/愛の喜び(←だって最近ご無沙汰だし…)
ん〜〜〜〜〜〜〜〜、なさそう。Glaznov以前の作品のトランスものなどは聴いたことがないので、ひょっとしたらダサイかも…。(←きっとうまいね。)
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ニコラ・プロスト(Nicolas
PROSTE)
プロストだけに人に「ニコラ"Boooon!!!"(このときに首を右から左へと動かしながら)」とよくからかわれています。しかしながらF1のプロストさながら完璧なテクニックを披露する人です。昔、歌をやっていたそうでOpera歌手のような美声をもつ珍しいサクソフォニスト。最近たばこもやめました。
1年ほど前にCapriceというタイトルでCDも出しました。日本で売っているかなぁ?
彼も僕らと同じパリ音楽院の出身者で、パリ音楽院時代(4〜5年前)からアッと驚かすようなことばかりしていました。テアトラルなことが好きで、ともかくエンターテイメント性は抜群です。
音楽的にも歌をやっていたこともあって、とてもロマンティックな歌い回しが特徴です。かれのエッチなとこがよくでているとおもう。(ほんとうにとてもエッチです)
いつも冗談ばかり言っている楽しい人です。
得意な曲
・ボザ/カプリス(CDのタイトル曲だけあってすごい)
・吉松/ファジーバードソナタ
(この曲をこよなく愛する珍しいフランス人。CDにも入れている)
・A ルビエ/Le jeu de 7 Musique
(パリ音楽院の卒業試験での彼の演奏は圧巻であった。)
聴いて楽しめる曲に酒肴が強いみたいです。
不得意な曲
・不得意な曲もギャラ次第では得意になるそうです。(本人が見たら怒るか なぁ? そんなに強欲ではないです。)
[to Alex] [to Chris]
まだまだ素敵なキャラ、じゃなくってサクソフォニストがたくさんいるので順を追って紹介します。上に挙げる奏者たちもほんとうはすごい人たちです。
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